聖堂内の中央祭壇や副祭壇、両壁にある14景の十字架の道行きは、火事の見舞いとして、ローマ法王ベネディクト15世から贈られたもの。また、聖堂裏には、高さ1.5mの聖母マリア像をまつる「ルルドの洞窟」があり、毎年5、10月に信者が祈りをささげています。
函館港を見下ろす高台に建つ旧函館区公会堂は、明治43年(1910年)に建てられた左右対称のコロニアルスタイルと、ブルーグレーとイエローの色が特徴的な美しい建物です。
当時としてはモダンな建物であった公会堂は、「元町のランドマーク」と呼ばれています。
国際貿易港として江戸末期(安政6年)に開港した函館。同じ年にイギリス領事館も函館に設置されました。
現在は領事館として使用していた建物を復元し、開港にかかわる歴史を展示する記念館として公開しています。
旧イギリス領事館などが建ち並ぶ中で、明治41年(1908)に建てられた、今もなお威風堂々たる佇まいを残す和洋折衷の歴史的建造物です。
眺めのよい喫茶室も有り、函館の人気観光スポットの一つです。
四面の白壁に十字架をあしらい、函館山山頂やロープウェイに搭乗して眺めると、茶色の十字形をした屋根が印象的な建物です。
異国情緒漂う函館の町並みに馴染んだ趣深い造りが高く評価され、函館市都市景観賞を受賞しています。